■夏の終わりの妹

作・演出:宮沢章夫,出演:遊園地再生事業団
あうるすぽっと,2013.9.13-22
朗読劇のようね。 役者5人はリズムがあるとは言えない動きだけど、言葉は明快で台詞が心に整然と蓄積していく感じがするの。 舞台美術はドアと椅子のある長い通路が5セット。 役者たちは一人づつその中だけで動きまわる。 戯曲を5人に配分して交互に喋っても、身体同士が離れているから視覚より聴覚として物語が観客に記憶されたのかしら。 でも役者の動きの多くは面白みがないわ。
「夏の妹」は観たことがあるけど内容はすっかり忘れていた。 誰もがそうだったのね。 インタビューの寺山修司と夏の妹の大島渚の組み合わせは奇遇ね。 戯曲が優位に感じられた二つ目の理由かもね。 帰りはシルバー仮面を歌いながら池袋駅迄歩いちゃった。