■OPUS/作品

作:マイケル・ホリンガ,演出:小川絵梨子
新国立劇場・小劇場,2013.9.10-29
幾何学的な舞台は新国立劇場の顔になりましたね。 弦楽四重奏団という組織は興味津々です。 どのCDジャケットをみても団子4兄弟のようですからね。
科白も動きもコメディ調です。 ヴィオラ奏者の交代、癌との闘い、ゲイや女性奏者との関係、そしてリーダともいえる第一バイオリン奏者の更迭など話が進んでいきます。 しかしテレビ昼ドラのような中身です。 二つの人事闘争もありますが多数決に毛が生えた程度です。 演奏や楽器に関する話しは素人には新鮮でした。
演劇的感動はありませんでした。 しかし観後の充実感はあります。 全体がまとまっていたためです。 <作品>としての存在感は小粒ですがあります。 多分演出家の上手さでしょう。
*劇場サイト、http://www.atre.jp/13opus/