■効率学のススメ

作:アラン・ハリス,演出:ジョン・E・マグラ
新国立劇場・小劇場,2013.4.9-4.28
企業に勤めていると二度三度は経験します。 業務改善、コンピュータ化、業務パッケージソフト導入などなどをです。 ですから舞台映像の改善シートの文章をマジマジと眺めてしまいました。 劇場まで来て業務改善の話ですから逃げられませんね。
この小劇場で流行りの、周辺が観客席で近未来の部屋が舞台構成です。 そして役者の動きが微妙に早くて、硬さのある喋り方のため全体が無機質に感じます。 あまり出会ったことのない動きと感覚です。 意味の薄い部分の映像は舞台への集中を妨げたのではないでしょうか?
この文章を書くため新国立劇場HPの作者と演出家のビデオをみました。 そこではどのような芝居を日本で上演すればよいのか?迷っていた形跡がみえます。 「つながる演劇」の一つの為、無理やり繋げようとしている感じもしました。