■朝がある

■作・演出:柴幸男,劇団:ままごと
■三鷹市芸術文化センター・星のホール,2012.6.29-7.8
■舞台は女生徒の朝の生活をフーガのように語っていきます。 「わが星」の続編ですね。 でも複数の語りから一つの語りに芝居を変化させています。 一人芝居ですから。
セリフに数値が多いのですが、これを聞くと舞台は見ていても頭の中はその値の広さや大きさを考えてしまいます。 この感覚を持って目の前の舞台をみると新しい世界が見えてくるのです。 数値のセリフってとても威力がありますね。
ところで「わが星」では複数の身体から発するリズムや共鳴がありました。 引換に一人芝居は言葉が前面に出てより澄んだ詩の世界に近づきますね。 孤独感もあります。 次なる舞台はどのように変化するのか今から楽しみです。
*劇団サイト、http://www.mamagoto.org/morning.html