■死ぬための友達

■作・演出:はせひろいち,出演:劇団ジャブジャブサーキット
■スズナリ,2012.7.13-16
■役者の喋り方がほんの少し遅い感じがする。 それは書き言葉を読んでいるように聞こえる。 台詞がもう少しで日常と同じになってしまうところでどうにか留まっている感がある。 しかし前回作品「無重力チルドレン」の無重力感が無い。
理由は前回より雑に作っているからである。 ストーリに無理がある。 酒を飲む場面もやたら多い。 日本酒、ウィスキー、ワイン。 不純物が入り過ぎるため流れが見えない。 つまらない小説を読んでいるような芝居であった。
この劇団は芝居の面白さを知っている。 しかし方法論が雑な為その方向へ集約していかない。 特に今回は足踏みをしている感じだ。
*CoRich、https://stage.corich.jp/stage/36934