■エンチャンテッド・アイランド

■指揮:W.クリスティ,演出:フェリム.マクダーモット,出演:ダニエル.ドゥ.ニース,デイヴィット.ダニエルズ,ジョイス.ディドナート,プラシド.ドミンゴ
■新宿ピカデリー,2012.2.11-17(MET,2012.1.21収録)
■華麗な割には感動が少なかったわね。 詰め込み過ぎかも。 シエィクスピアの採用は無難だけど使いこなせなかった。 歌の選択はマアマアだし出演者は最高だから勿体無かったの一言よ。 個々の歌には魅せられてしまった。
大きな門?のある舞台は外から来る人々の紹介でウキウキしたわ。 一幕はこれで時間をかけすぎてしまって、二幕をまとめ切れなかったのが感動のない原因ね。
ネプチューンやダンスの場面は目だけが嬉しいだけの感じだった。 母子の慰めも浮いていた。 恋人同士の繋ぎ替えも急ぎすぎてしまった。  欲望がすべての人物に強く出過ぎていた。 ・・・。 これで詰め込み過ぎね。 結果として愛もかすんでしまった。
門の回りにある小道具類もアップの時は目障りだった。 もっとすっきりしてネ。 この舞台は人間関係だけをもっと深く集中して他は全て映像にしてもいいくらいよ。 でもバロックって合わせやすい音楽ね。 エンチャンテッドにはピッタリだったわ。
*METライブビューイング2011シーズン作品
*METサイト、https://www.shochiku.co.jp/met/program/s/2011-12/#program_07