■戦争にはいきたくない

■作・演出:石曽根有也、出演:らくだ工務店
■下北沢駅前劇場、2011.5.20-29
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■東京下町のネジ工場の、社長の自宅でもある事務室が舞台です。 テーマが見えてきません。 別に見えなくてもいいのですが、話がいっこうに進まないので気懸かりになりました。
犬の世話やジャニーズやパンダ、デズニーランドのことなど日常の会話に終始していきます。 結婚話やヤクザそして認知症で少しばかり盛り上がるのですがこれも付け足しにみえます。 付け足しだけでできている芝居です。
「具体的な物語の断片を・・」積み重ねるだけではリアルは現れません。 普遍とリアルのどちらが先か?・・、ここではリアルが先だと思います。 リアルは舞台と観客の間で存在や関係性の本質が立ち現れることですから。
その結果「普遍的な物語の断片を・・」描けたと言えたのではないでしょうか。