■散歩する侵略者
■作・演出:前川知大,出演:イキウメ
■シアタートラム,2011.5.13-29
■ヒトが持っている概念たとえば所有・家族・・を盗み取る「宇宙人」が登場する。 取られた人はその対象概念が無くなり別人のようになってしまう。 脳科学の言語機能主義が背景にあるSFストーリーである。 そして神や愛の概念になると一筋縄ではいかない。
神は逃げてしまうし、真治が鳴海の愛の概念を盗む肝心な場面の二人の行動は不可解にしかみえない。 要の「侵略」という概念もボヤケているし古すぎる意味で使っている。 もっと深く突っ込んだら面白い展開にできるはずだ。
舞台の小道具や背景はすべてが灰色系で物語とマッチしていた。 役者が一瞬で別の場所と時間に跳んでセリフが続いて行く切替方法は面白い。
SFは何でも有りで空想力豊だが制約が無いぶん観客の想像力は減少する。 SFを採用した時のデメリットが目につく芝居であった。
*劇場、http://setagaya-pt.jp/theater_info/2011/05/post_232.html
■シアタートラム,2011.5.13-29
■ヒトが持っている概念たとえば所有・家族・・を盗み取る「宇宙人」が登場する。 取られた人はその対象概念が無くなり別人のようになってしまう。 脳科学の言語機能主義が背景にあるSFストーリーである。 そして神や愛の概念になると一筋縄ではいかない。
神は逃げてしまうし、真治が鳴海の愛の概念を盗む肝心な場面の二人の行動は不可解にしかみえない。 要の「侵略」という概念もボヤケているし古すぎる意味で使っている。 もっと深く突っ込んだら面白い展開にできるはずだ。
舞台の小道具や背景はすべてが灰色系で物語とマッチしていた。 役者が一瞬で別の場所と時間に跳んでセリフが続いて行く切替方法は面白い。
SFは何でも有りで空想力豊だが制約が無いぶん観客の想像力は減少する。 SFを採用した時のデメリットが目につく芝居であった。
*劇場、http://setagaya-pt.jp/theater_info/2011/05/post_232.html