■パリのアメリカ人

■作詞・作曲:ジョージ・ガーシュウィン,アイラ・ガーシュウィン,演出・振付:クリストファー・ウィールドン,出演:ロバート・フェアチャイルド,リャーン・コープ,ハイドゥン・オークリー他
■東劇,2021.10.15-(ドミニオン劇場,2018年収録)
■舞台の完成度はピカ一ですね。 さすがミュージカルの古典といえる。 歌唱やダンスはもちろん、音楽・美術・照明・衣装・映像・大道具のどれをとっても申し分ない。 ダンス6割、歌唱2割、科白2割でダンスに比重を移している舞台です。
戦争の傷痕が生々しい。 でも新しい時代の解放感がみえる。 そして三人の男性が一人の女性を愛してしまう四角関係は珍しい、・・ピアニストのアダムが付け足しにみえますが。 ダンサーのリズはアンリと婚約したのに画家ジェリーのもとへ行ってしまう。 愛が社会常識を打ち破る物語ですが終幕がサッパリし過ぎにみえます。 でも、これ以上重くしたら現実に戻されてしまう。 最高の時間を過ごせました。
*松竹ブロードウェイシネマ