■RE/PLAY Dance Edit

■演出:多田淳之介,振付.出演:シェリダン.ニューマン,ソポソ.ソー,カリッサ.アデア,ジョン.ポール.オルテネロ,きたまり,岩渕貞太,Aokid,斉藤綾子
■吉祥寺シアター,2019.2.9-11
■2011年版「再/生」の衝撃的舞台を思い出したので再び観ることにした。 出演者がダンサーに代わっている・・。 そして何もない舞台で8名のダンサーが踊りはじめる、初めはゆっくりと。 音楽も繰り返し流れる。 次第にダンサーの動きは激しくなっていく。 途中ダンサー達が仕事のことなどを話す。 そして再び激しく踊りだす。 ・・。
ダンサーが疲れてきたときに、
意味は無意味になりダンサーと観客の身体が一体となるような感覚に陥る。 解放される身体とでも言うのだろうか。
そして、ダンサーが疲れ切ったときに、
身体が崩れていく過程を見続けることにより感覚とは無縁な非日常的な身体が忽然と現れてくる。 劇的な身体とでも言うのだろうか。 
2011年版は芝居の役者が踊ったはずだ。 振付は酷いもので腰を振り振り手足をフリフリするだけだった。 しかしその舞台は「解放される身体」と「劇的な身体」の両方が立ち現れた。
今回はそれが現れなかった。 この作品は演劇とダンスが融合しないと感動が湧き起こらないのかもしれない。 途中の会話も不発だった。 <再び生まれる>には意味も意識も昇華し向こう側に飛ばなければならない。 
*CoRich、https://stage.corich.jp/stage/97088