■アドリアーナ・ルクヴルール

■作曲:フランチェスコ.チレア,指揮:ジャナンドレア.ノセダ,演出:デイヴィッド.マクヴィカー,出演:アンナ.ネトレプコ,ピュートル.ベチャワ,アニータ.ラチヴェリシュヴィリ他
■新宿ピカデリー,2019.2.22-28(MET,2019.1.12収録)
■フランチェスコ・チレアの作品は初めてよ。 18世紀パリ、コメディ・フランセーズの人気女優アドリアーナ・ルクヴルールとザクセン伯爵マウリツィオは恋仲だが、大貴族ブイヨン公妃も伯爵に恋心を抱いている。 ・・。
アンナ・ネトレプコとアニータ・ラチヴェリシュヴィリのぶつかり合いが見ものね。 二人は重量級だし・・。 両者に挟まれる伯爵役ピョートル・ベチャワも年季が入っているので不足無し。 ネトレプコは2年ぶりに見るけど体が引き締まった感じだわ。 インタビューでも「役になりきっている」と言ってたけど、「フェードル」の台詞も喋れて楽しそう。
この作品は感情表現の多い三角関係物語だからもっと上演されてもよい作品かも。 でも役者が揃えられるかが問題のようね。 劇中劇が頻繁にあり芝居好きにはワクワクする舞台になっていた。 特に3幕「パリスの審判」の劇中劇のダンスは最高! 美術も衣装も素晴らしい。 MET総合力の成果と言ってよい。
*METライブビューイング2018シーズン作品
*作品、https://www.shochiku.co.jp/met/program/857/