■金柑少年
■演出:天児牛大,音楽:吉川洋一郎,出演:山海塾
■世田谷パブリックシアター,2018.6.5-6
■山海塾が舞踏とは考えてこなかった。 センスが良すぎるからだ。 寺山修司系劇団の白塗りダンサーを舞踏と思わないのに似ている。 今回、この作品をみて初めて山海塾舞踏に触れたようにおもった。
それは舞踏の原点が一杯詰まっていたからである。 うずくまる姿勢や褞袍(どてら)で踊る姿、そして喜怒哀楽の表情場面の多さにである。 先日の「和栗由紀夫、魂の旅」で観た記録映像の到る所に顔表現の豊かさが映されていた為もある。 また鶏やヤギを登場させることはあるが孔雀は山海塾らしい選択だ。
ただオムニバス形式の各場面の繋がりが弱くて後味が薄い。 演出家も円環を言っている。 金柑少年を終幕に再登場させるような工夫をしてもよかったとおもう。
*劇場、https://setagaya-pt.jp/performances/201806-50139sankaijuku.html
■世田谷パブリックシアター,2018.6.5-6
■山海塾が舞踏とは考えてこなかった。 センスが良すぎるからだ。 寺山修司系劇団の白塗りダンサーを舞踏と思わないのに似ている。 今回、この作品をみて初めて山海塾舞踏に触れたようにおもった。
それは舞踏の原点が一杯詰まっていたからである。 うずくまる姿勢や褞袍(どてら)で踊る姿、そして喜怒哀楽の表情場面の多さにである。 先日の「和栗由紀夫、魂の旅」で観た記録映像の到る所に顔表現の豊かさが映されていた為もある。 また鶏やヤギを登場させることはあるが孔雀は山海塾らしい選択だ。
ただオムニバス形式の各場面の繋がりが弱くて後味が薄い。 演出家も円環を言っている。 金柑少年を終幕に再登場させるような工夫をしてもよかったとおもう。
*劇場、https://setagaya-pt.jp/performances/201806-50139sankaijuku.html