■東海道中膝栗毛、歌舞伎座捕物帖

■原作:十返舎一九,構成:杉原邦生,脚本:戸部和久,出演:市川染五郎,市川猿之助(脚本),中村勘九郎ほか
■東劇,2018.6.9-29(歌舞伎座,2017.8収録)
■「歌舞伎座捕物帖」は「こびきちょうなぞときばなし」と読む。 前回の「やじきた」ではYJKTの二人が花火に飛ばされて幕が下りたが、今回はその続きから始まる。 飛んできた先がナント木挽町歌舞伎座の前! 二人は歌舞伎座で働くことになるが「義経千本桜四ノ切」の稽古中に殺人事件が頻発するという話です。
殺人の周辺では座の経営問題や役者同士のイザコザ、舞台仕掛の話などがテンコ盛りで観ていても楽しいが忙しい。 しかも謎解きのため説明場面が多いから尚更です。 途中何度も人物関連図が写し出されたことも演出が混乱している証拠でしょう。 サービス精神旺盛は嬉しいがもう少しスッキリさせて欲しいところです。
*シネマ歌舞伎第31弾作品
*作品、http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/lineup/38/