■坂本龍一PERFORMANCE IN NEWYORK:async

■監督:スティーブン・ノムラ・シブル,出演:坂本龍一
■恵比寿ガーデンシネマ,2018.1.27-(アーモリー,2017.4収録)
■パークアベニュー・アーモリーでのライブ記録である。 編集や音質が気になり作品を楽しむというより演奏を観るという感じだった。 昨年の「設置音楽展」の環境が良すぎたので今回が期待外れになってしまったのだろう。
はたして天井に映像が映し出されていた。 前作「CODA」はともかく監督S・N・シブルはライブに弱いらしい。 演奏+音楽+映像が一体化されていない。 やはり多次元作品は会場に出かけないと全体がみえない。
それでも坂本龍一が登場してからの最初のいっときは涙が止まらなかった。 過去に出会った映画作品それに纏わり付く多くの事を思い出してしまったからである。 断片音でも非同期でも映像を招き寄せる。 彼の作品は正に映像音楽と言える。
*作品サイト、http://liveviewing.jp/contents/sakamotoasync/
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