■椿姫

■演出:小野寺修二,出演:カンパニーデラシネラ
■世田谷パブリックシアター,2018.3.16-21
■二本立てだったが「分身」は都合で観ることができなかった。 ダンス比重が小さくみえたのは台詞や演技が目立ったのでそう感じられたのかもしれない。 粗筋を知っていないと面白さは半減する。 演出家はよく小説を舞台に載せるが観客にそれを要求している。
挨拶文に「理性と本能が拮抗して動けず静止して・・、理性が負ける瞬間いきいきして・・」と書いてあったがマルグリットとアルマンの間にその動きを出したかったのかもしれない。 ダンサー人数が多いので相互の距離を開けて局所と全体の均衡を保った為か二人の間に拮抗の瞬間が見え難くなってしまった。 新人ダンサ-たちの新鮮な雰囲気はあった。
*劇場サイト、https://setagaya-pt.jp/performances/20171207-46601derasinera.html