■vox soil

■演出・構成・振付・出演:北村明子,ドラマトゥルク・音楽・出演:マヤンランバム・マンガンサナ,振付・出演:清家悠圭,西山友貴,川合ロン,多賀田フェレナ,チー・ラタナ,ルルク・アリ,鼓童:阿部好江,音楽ディレクタ-:横山裕章
■せんがわ劇場,2018.3.28-30
■ドラマトゥルクが写真家キム・ハクから音楽家マヤンランバム・マンガンサナに替わるとまた違った舞台になるわね。 歌唱や演奏がダンス・マイム・科白と融合し総合芸術としての舞台に一層磨きがかかったようにみえる。 それはアジア全域に広がり朝鮮芸能や日本の歌謡曲まで感じることができるの。 ダンスもユニークで地面との関係を思い出させてくれる。 そしてマイムと科白の音素発声が他者としてのダンサー同士をより密に結び付ける。 鍊肉工房やパパ・タラフマラと同じ方向を目指しているようにも思える。 それ以上に計算されているけど全てが有機的に振る舞っているようにみえる。 「Cross Transit」は舞台というジャンルを越えた何かを招き寄せている。 とても充実した時間に浸れたわよ。
*CoRich、https://stage.corich.jp/stage/90358