■福島を上演する

■作:アイダミツル他,演出:金子紗里ほか,出演:マレビトの会ほか
■シアターグリーン,2017.10.7-15
■上演方法が昨年と同じです。 作者が8名、演出家6名の戯曲と演出が用意され毎回内容の違う舞台が上演されます。 本日は4題から成り立っているようです。 松田正隆の挨拶が昨年と同じように有りました。 
でも劇場が違います。 昨年は体育館跡の「にしすがも創造舎」だった。 今年は舞台が1/4の狭さになったのでより演劇に近づいている。 それは静かな演劇を観ているようです。 平田オリザ様式というより身体的な静けさです。 特に声が大きく変わった。 昨年は避難場所のようなガラーンとした体育館だったので余計に響いたのでしょう。 今年の役者の内に籠った声を聞いて福島が潜行していることを感じました。 見えなくなってきている。 「想像せよ、それでもなお・・」。 山崎健太も言っているが不安や弱さを振り払えるだろうか?
*F/Tフェスティバル・トーキョー2017参加作品
*F/Tサイト、http://www.festival-tokyo.jp/17/program/performing_fukushima_17/
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