2017年8月19日土曜日

■現代の英雄

■原作:ミハイル・レールモントフ,音楽:イリア・デムツキー,振付:ユーリー・ポソホフ,出演(ペチョーリン):イーゴリ・ツヴィルコ,アルチョム・オフチャレンコ,ルスラン・スグヴォルツォフ
■Bunkamura・ルシネマ,2017.8.12-9.1(ボリショイ劇場,2017.4収録)
■原作五話が三話に再構成されているらしい。 主人公は青年将校ペチョーリン。 3人が1役として主人公を演ずる。 恋人はベーラ、オンディーヌ、令嬢メリーだけどそれぞれ違うダンサーが受け持つ。 実は原作を読んでいないから肝心なところが分からないの。 この小説はロシアでは有名だから読んでいることが前提のようね。 でも主人公が毎幕ちがうから新鮮味は保たれている。 一幕はコーカサス山岳地、二幕は黒海沿岸、三幕は療養所のような体育館で舞台美術はしっかりしている。 前半は少し暗すぎるけど。 ペチョーリンはロシア的な雰囲気があり彼だけをみていると知っている小説たとえばトルストイの作品などを思い出してしまう。 でも比較するなら「エフゲニー・オネーギン」かしら。 イスラムも強くでている。 群舞ダンサーたちは黒服で顔を隠しとても力強く踊るからよ。 最初のベーラの場が気に入ったけど、そこでのペチョーリンはイーゴリ・ツヴィルコ、ベーラはオルガ・スミルノワ。 次のオンディーヌはエカテリーナ・シプーリナ、令嬢メリーはスヴェトラーナ・ザハーロワよ。 作品に厚みがでたのは3人のペチョーリンと3人の恋人たちのオムニバス風のおかげね。
*ボリショイ・バレエinシネマ2016作品
*作品サイト、http://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/17_bolshoi.html