■月に吠える

■振付:勅使川原三郎,出演:佐東梨穂子,鰐川枝里,マリア・キアラ・メツァトリ,パスカル・マーティ
■東京芸術劇場・プレイハウス,2017.8.24-27
■久しぶりに勅使川原三郎の舞台をみて生き返った。 それにしてもダンスと詩を結び付けると観る楽しさが変わる。 詩を朗読する場面があるが声がスピーカから流れるのだ。 やはり言葉は肉声で聞きたい。 でないとダンス身体と一体にならない。 音楽とは違うように感じる。
ダンサーは5人。 佐東梨穂子は知っていたが他3名は初めてである。 なかなかいい。 でも勅使川原が登場すると舞台が俄かに緊張する。 彼の動きは瞬間瞬間止まっているようにみえる。 身体にまとわりつく空間や時間の存在までも感じることができる。 そのときダンスをみる喜びがやって来る。
*劇場、http://www.geigeki.jp/performance/theater155/