■ザ・ダンサー

■監督:ステファニー・ディ・ジュースト,出演:ソーコ,リリー=ローズ・デップ
■新宿ピカデリー,2017.6.3-(2016年作品)
■登場するダンサーはロイ・フラーとイサドラ・ダンカン。 でも二人ともよく知らない。 絵画や短い映像でしか見たことがないの。 主人公ロイ・フラーの踊りは衣装や照明、舞台装置の重視からパフォーマンスに入ると思う。 でも何故その方向へ進むのか彼女の心情が伝わって来ない。 舞台芸術家として全てを統合したかったのかもしれない。 「私のダンスは衣装が全て・・」「あなたの踊りはダンスではない」。 フラー自身とダンカンの言葉よ。
いまWIKIを読んだらフラーの社会への関わり方が凄い。 化学系や照明関係の特許を沢山取得したり、科学者との交流に励みフランス天文協会会員にもなり、第一次世界大戦ではルーマニア支援や戦後美術館建築援助までしている。 日本舞踊団に興味を持つのも道具を駆使するパフォーマーの触覚感からね。
映画としてはまあまあだけどフラーの実話としての物語は初めてだったのでとても興味を持って観ることができたわ。
*作品サイト、http://www.thedancer.jp/