■KATANA

■振付・出演:森山開次
■世田谷パブリクシアタ,2016.10.7-9
■鋭角を感じさせる振付で、ときどき剛の中に軟が現れる。 褌を変形したような衣装で舞踏や相撲などを連想してしまう。 紅い花もこの流れに沿って一貫性がみえる。 10年前の作品らしい。 これならニューヨークタイムズも取り上げるだろう。 日本的な密度が充満しているからだ。 KATANAは日本刀を意識しているようでダンサーに緊張感が溢れている。 このためか自由に観ることができない。
ところで音楽が舞台から遊離しているように感じた。 指向性スピーカ?が舞台前面にあるためかもしれない。 ダンサーを掠めて音楽が通り過ぎてしまっている。
*劇場サイト、https://setagaya-pt.jp/performances/201610katana.html