■ニューイヤー・バレエ2016

■監督:大原永子,指揮:P・マーフィ,出演:新国立劇場バレエ団
■新国立劇場・オペラパレス,2016.1.9-10
■セレナーデ、パ・ド・ドゥ集(フォリア、パリの炎、海賊、タランテラ)、ライモンダ(第3幕)の6作品を上演。 セレナーデを除いて作品の一部だけの舞台の為か緊張感が無い。 でもこれで観客はくつろげるの。 新年顔見世用ね。
気に入ったのは「セレナーデ」。 でもバランシンの陶酔感は薄い。 物語も匂っているし。 渡米初の1934年作品だから当時の彼は忙しかったのかもしれない。 しかも余韻を楽しみたいのに観客の拍手が早過ぎる! 他には「ライモンダ」の背景幕と色とりどりの衣装はとても素敵だった。
ダンサーでは「フォリア」男性陣の動きは素晴らしい。 振付貝川鐵夫の力かもしれない。 あと「ライモンダ」の井澤駿も抜群の存在感ね。 バランシンで始まりプティバで終わる開けて嬉しいお年玉だったわ。
*NNTTバレエ2015シーズン作品
*劇場サイト、http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/performance/150109_006129.html