■DANCE to the Future-Third Steps- ダンス・トゥ・ザ・フューチャー

■振付:宝満直也,広瀬碧,貝川鐵夫,平山素子,高橋一輝,M・トレフバエフ,福田圭吾,小口邦明
■新国立劇場・小劇場,2015.1.16-18
■振付家8人の作品を上演。 招待作品「REVELATION」を除くベスト3は以下の通りよ(上演順)。
1.「はなわらう」(振付:室満直也)
バレエが好きだがダンスも好きだ、と言っているような作品にみえる。 素直な表現に好感が持てたわ。 バレエ風の8人が舞台に上ると小劇場では少し狭いかな。
2.「PHASES」(振付:福田圭吾)
S・ライヒでミニマル風、C・グノーでコンテンポラリ風を踊り分けている。 うまく混ざり合っていたとおもう。
3.「DANCER CONCERTO」(振付:小口邦明)
やっぱりダンスよりバレエが好きだ、と言っている作品ね。 J・ブラームスの曲をそのまま物語にしているのでブレが無く力強さが出ていた。
最初の「はなわらう」でバレエから離れようとしたけど、最後の「DANCER CONCERTO」で元の鞘に収まってしまった感じね。 その中で「THE LOST TWO IN DESERT」と「PHASES」はバレエを忘れることができたわ。 曲から逃げられないから選曲も大事ね。 感情表現では「REVELATION」を越える作品は残念だけど見当たらなかった。 このようなチャンスにはバレエから離れた世界に挑戦してもいいかもよ。
*NNTTダンス2014シーズン作品
*劇場サイト、http://www.nntt.jac.go.jp/dance/performance/150116_003725.html