■ロミオとジュリエット

■作:W・シェイクスピア,演出:オリヴィエ・ピィ,出演:パリ・オデオン座
■静岡芸術劇場,2012.6.9-10
■ジュリエット役が替わったのは残念ね。 やっぱピチピチしてないと。 字幕は単語を並べただけ、フランス語はわからない、しかも衣装は現代的、だから最初は芝居の周りをウロウロしてしまった。 でも少しずつ舞台が近づいてきたわ。
観ていてハムレットと同じリズムのある芝居だとわかったの。 シェイクスピアが持っているリズムね。 字幕にもかかわらず疲れたような快感を舞台からもらえるの。 そして猥雑さがあるから仏語がわかったら新しい身体感覚に出会えたかも。
この芝居を日本語で上演して欲しいわ、シェイクスピアのリズムでね。 ここでのオデオン座は二度目。 「小市民の結婚式」は目眩のする素晴らしい舞台だったのを覚えている。 ピィになってからより密になってるからこれからもオデオンは期待できそうね。