■南部高速道路

■作:フリオ・コルタサル,演出:長塚圭史
■シアタートラム,2012.6.4-24
■高速道路で渋滞に巻き込まれた人たちの話です。 なんと言ったらよいのか? 途中何回も席を立ちたくなりました。 役者の会話にのれない。 被災地の人々に重ね合わせることはできましたが。
このような芝居を見るととても不安になります。 なにか重大な見落としがあってツマラナイのか? ということでプログラムを買ってしまいました。 稽古中の面白い話が載っています。 そしてなんと非日常から日常への移行を舞台化しているようです。
この芝居は<全てが日常>または<全てが非日常>のどちらか一方のためツマラナイのでは? 動き出した車が再び出会わないところで終幕になりますが、これも切り替わらないで次なる日常(又は非日常)がやってきたようにみえました。
ところでプログラムはペーパーナイフを使うように綴じられていたので思いがけないプレゼントを貰った気分でした。
*劇場サイト、https://setagaya-pt.jp/theater_info/2012/06/post_280.html