■オルフェゴッコ

■作・演出:小池竹見,出演:双数姉妹
■吉祥寺シアター,2012.3.15-20
■竪琴ではなくて大相撲歴代優勝力士名をどれだけ暗記できたかで死んだ妻を取り戻すなんて凄い! いつの時代でも生と死の境界は人間にとって興味ある場所。
境界の半死者は意識が「立ち現れる」練習をして最後は主体と客体が分離できなくなり真の死者になっていく。 ある種の哲学的議論のようだけど? でも現代ではこれもゴッコになってしまうということね。
ところで秘書が社長を突き落とす理由がよくわからない。 彼女はマイナスなの? 量は多くないけど色々な言葉が漂っているだけの舞台に見えた。 観客が言葉をこねくり回して方向性を与えないと感動に辿りつけない芝居ね。
しばらく休むとチラシにあったけど英気を養ってまた登場して欲しいわ。
*劇場サイト、http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/eventinfo/2012/01/post.html