■美しきものの伝説

■演出:西川信廣,出演:文学座
■紀伊国屋サザンシアター,2011.2.13-22
■劇場に入ると三味線が迎えてくれていい気分になりました。 大正元年、伊藤野枝とその周辺の話しです。 芝居の話しも出てくる。 しかし少し観て席を立ちたくなりました。 歴史や人物の解説をしているような芝居です。 人間関係がとても表面的です。 いかにもセリフを喋っているという感じの対話が続きます。 感動など湧いてもきません。 三味線弾きの突然坊が「・・芝居の結末は歴史書を見ればわかる」と言っていたがまったくその通りになってしまいました。 義務感で上演をしているような芝居でした。
*劇団サイト、http://www.bungakuza.com/utukusiki/index.html