■チェーホフ

■作・演出:タニノクロウ,出演:篠井英介,毬谷友子,手塚とおる,蘭妖子,マメ山田
■東京芸術劇場.小ホール,2011.1.25-2.13
■幕が開き舞台の中に舞台、そしてその中にまた小さな舞台・・・。 切絵のような風景に原色の照明。 俳優の動きも歌も衣装も人形のようでとても素晴らしいわ。 でも直ぐに飽きてしまったの。
舞台は物でとても豊かなのに、それが持っている存在の不思議や感動が出現しないの。 友子の良さも含めて役者も同じね。 タニノクロウが医者だと今回のチラシで初めて知ったわ。 これで前回観たアンダーグラウンドの謎が解けた。
そして通底にアリストテレスがいるようね。 このチエーホフのよさは、あのチェーホフをアリストテレスからみてみようと言っているようだわ。 でもこれがいつも失敗してるようにみえるけど? 舞台は絵画や医学そして文学とは違うようね。
*CoRich、https://stage.corich.jp/stage/23855