■ダイダラザウルス

■作・演出:深津篤史,出演:桃園会
■ザスズナリ,2011.2.16-20
■オデッサの階段を切り取ったようなのがドカーンと置いてある舞台。 「銀河鉄道の夜」のオマージュのようね。 主人公は列車に乗りながら過去の出来事を想起しているみたい。 海辺、ドライブ、遊園地、祭り、京都、夕飯・・。
でも個々の出来事はプライベートに包まれているようで話しの繋がりが見えない。 そして「関西弁で・・・」というセリフが数か所あり関東弁?との二つを切り分けながら喋るので余計に観客を遠ざけてしまう。 切り分けの理由はわからないけど・・。
このような舞台構造と芝居構造を持っていればいくらでも感動を呼び寄せられるのにそれができていない原因がこの二つね。 通りすがりの客には冷たいのね。 これは勿体無い! でもこの閉鎖的な感じがいいと言う観客も多くいたようだけど。
ところで大阪万博の跡地に遊園地がありここのジェトコースターの名前がダイダラザウルスなんだ。 いいタイトルだわ。
*ぴあサイト、http://kansai.pia.co.jp/interview/stage/2011-01/20110121-touenkai.html