■ガラスの動物園

■作:テネシー・ウィリアムズ(翻訳:小田島雄志),演出・美術:長野和文,劇団:池の下
■劇場MOMO,2025.12.12-14
■繰り返し観ている作品だが、そのたびに新しい感想を抱かせてくれる。 栄光にしがみつく母、現実から逃避する娘、葛藤を抱える息子、そのガラスの家族を揺り動かす友人。 演出や役者の些細な科白や演技の違いが舞台を微妙に振動させ、観る者の心に深く響いてくる。
母アマンダはこれほどまでに饒舌だったのか! 息子トムはこんなにも母に強く当たっていたのか! 娘ローラと友人ジムはこれほどまでに近づけたのか! 
今回の舞台はいつも以上に強弱が鮮明で四人それぞれの積極性が際立っていた。 母も娘も、その後の苦難を乗り越えていくかのように見えたが・・。 演出家の挨拶文から、この見え方は背景の社会情勢に比例させたのかもしれない。
多少の違いはあれ、誰もが身に覚えのある感情ばかりである。 今回もまた、心を大きく揺り動かされた。
*池の下-始動30年記念,第31回公演・海外作品シリーズ
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