■PLAY

■振付・衣装:アレクサンダー・エクマン,音楽:ミカエル・カールソン,歌唱:カリスタ・キャリー・デイ,舞団:パリ・オペラ座
■新国立劇場・オペラパレス,2025.7.25-27
■数組がデュオで踊る場面は観応えがあった。 しかし群舞は単調だ。 ダンスと言うよりパフォーマンスにみえる。 夏季遠征公演はこんなものだろう。
舞台上には大小のオブジェがたくさん登場する。 木が植えられ、天井には箱が幾つもぶら下がっている。 大きな風船も飛ばされる。 途中、緑色のボールが雨のように落ちてくる。 これにはビックリ! オーケストラピットがボールで埋まってしまうほどの数だ。 数万個はあるだろう。 余裕の新国立劇場オペラパレスで公演する理由が分かった。
前半は遊び心で進んだが、後半はシリアスになる。 衣装も灰色に変わる。 そこに演出家のメッセージが表示される。 「人生は結果より過程が大事だ・・」。 要約するとこう言いたいのだろう。 人生後半をどう生きるか? エクマンの舞台は当ブログで2回目だが、それにしても教条的だ。 しかし終幕は再び子供時代に戻った。 風船やボールが場内を飛び交う。 歌唱も入った。 なんでも有りだ! 暑さを忘れる舞台だった。
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