■能楽堂七月「寝音曲」「鵜飼」

*国立能楽堂七月ショーケース公演の□2舞台を観る.
□狂言・和泉流・寝音曲■出演:能村晶人,野村万禄 
□能・宝生流・鵜飼■出演:野月聡,御厨誠吾,渡部葵ほか
■国立能楽堂,2025.7.23
■ショーケース公演のため体験コーナーやプレトークがあった。 客層もいつもと少し違う? いや、ほとんど同じか?
「寝音曲(ねおんきょく)」は昨年11月に観ていた。 舞もあり活発な動きで前回と違う内容にみえる。 帰宅後調べてみた。 これは大蔵流(前回)と和泉流(今回)の流差から来ているらしい。 謡は「放下僧」と「海人」の違い、舞量は後者が多い。 比較はできたが、太郎冠者の酒の呑みっぷりの良さは同じだ。
 「鵜飼(うかい)」は前シテが漁師、後シテは閻魔大王になる。 大王は法華経を称えて旅僧の行為に感謝する。 「旅僧は日蓮上人その人である・・」と、このような資料を見つけたが、なるほど、それもアリかもしれない。 面は「朝倉尉(あさくらじょう)」から「小癋見(こべしみ)」へ。