■能楽堂十一月「岩橋」「雪」

*国立能楽堂十一月定例公演の□2舞台を観る.
□狂言・和泉流・岩橋■出演:高野和憲,深田博治,飯田豪
□能・金剛流・雪(雪踏之拍子)■出演:豊嶋彌左衞門,野口能弘ほか
■国立能楽堂,2023.11.8
■「岩橋」は、新婚ホヤホヤの妻が衣をかぶったまま何日も夫に顔をみせない。 困った夫は仲人に助言をもらう。 彼女は和歌が好きなので歌で迫ってみたらどうか? ・・夫が歌を詠んでも、しかし妻はイヤイヤするだけである。 妻も歌で返すのか?と観ていたが残念!それはなかった。 オチも平凡すぎた。
「雪」の精霊が僧の前に現れて舞を舞う一場物の舞台だ。 みどころは序の舞である。 でもボッテリした舞だ。 粉雪より牡丹雪にみえる。 シテ面は「小面」だが古元休作とあった。 これが牡丹雪と似合ってる。 白くてポッチャリしている。 親しみのある面だ。 神妙な僧との微妙なズレがまた楽しい。