■リゴレット

■原作:V・ユーゴ,作曲:G・ヴェルディ,指揮:マウリツィオ・ベニーニ,演出:エミリオ・サージ,出演:ロベルト・フロンターリ,ハスミック・トロシャン,イヴァン・アヨン・リヴァス他,演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
■新国立劇場・オペラパレス,2023.5.18-6.3
■マントヴァ侯爵の「愛こそ心の太陽」、続いて娘ジルダ「慕わしい人の名は」から一直線に舞台へ引き込まれていくの。 父の老練な歌唱と演技、娘のガラスが割れそうな繊細な歌声が父娘の悲哀を連れてくる。 そこに侯爵の若さ溢れる「女心の歌」が場内に響くときの複雑な高揚感がなんとも言えないわね。
侯爵はチリ、娘はアルメニア出身だが、イタリアの<爽快と憂鬱>を表現できたのは侯爵と父の対の良さかな。 いつもの指揮者ベニーニの存在も大きい。「リゴレット」でこんなにも感動したのは初めてよ。 もうヴェルディから逃げられない!
*NNTTオペラ2022シーズン作品
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