■舞台・エヴァンゲリオン ビョンド

■演出:シディ・ラルビ・シェルカウイ,上演台本:ノゾエ征爾,出演:窪田正孝,石橋静河,板垣瑞生ほか
■ミラノ座,2023.5.6-28
■初めての劇場です。 メタリックな竹模様が逆に無機質を感じさせる。 ロッカー(クローク)が無いのは残念、トイレも狭い。 エレベータは止まらない。 高層劇場のため余裕がないのは致し方ない? 会場内はチープですが機能的です。 椅子もそれに従う、でも長時間座っていると疲れる。
エヴァンゲリオンは苦手な漫画です。 いつも数分みただけで遠ざけてしまう。 舞台なら最後まで観ることができる? 劇場見学のついでにチケットを購入しました。
使徒が何者か?やっと分かりました。 それは古代ギリシャから続いている地水火風、つまり自然の化身だったのですね。 地球を荒廃させている人類は人間精神と科学技術を結合したエヴァというロボットで使徒と戦う・・。 結合された操縦士の子供たちは幾つもの二元論的矛盾に悩むという話です。 
舞台は凝っています。 床を傾かせて映像を映す。 三次元的映像にして迫力を増している。 エヴァはパペット型で人形遣いが動かし、俳優である操縦士は横で演技をする。 使徒もパペットです。 特に人形遣いが目立つ。 彼らはダンスで舞台を盛り上げ、場面転換を繋ぎ、大道具を動かす。 これは楽しい。 しかし俳優の声は平均化した音響で盛り上がらない。 マイクに依存し過ぎている。 科白も8割は説明調です。 ChatGPTが演じているみたいでした。
観客は20代女性が7割を占めていたが贔屓筋ですか? 他に高齢者が1割、・・。 それと煙草を吸う場面があったが理解に苦しみます。
*「ブログ検索🔍」に入れる語句は、シェルカウイ ・・検索結果は5舞台.