■NDTネザーランド・ダンス・シアター

□Singuoière Odyssée サンギュリエール.オディセ
■振付:ソル・レオン,ポール・ライトフット,音楽:マックス.リヒター
□Woke up Blind ウォーク・アップ・ブラインド
■振付:マルコ・ゲッケ,ドラマツゥルグ:ナジャ・カデル,音楽:ジェフ.バックリー
□The Statment ザ.ステイトメント
■振付:クリスタル・パイト,音楽:オーエン・ベルトン,脚本:ジョナサン・ヤング
□Shoot the Moon シュート.ザ.ムーン
■振付:ソル・レオン,ポール・ライトフット,音楽:フィリップ・グラス
(以上の4作品(□タイトル■スタッフ)を上演)
■神奈川県民ホール.大ホール,2019.7.5-6
■ライトフット&レオンが端と取りを飾りゲッケとパイトが中に入る4本立てなの。 どれも社会性物語が強い作品にみえる。 バーゼル駅待合室での出来事、組織での、愛での葛藤、室内劇模様と続く。 やはりレオン&ライトフットの二作品が印象に残る。 音楽もダンサー身体に沁みいっていく。 この2本を修飾しているのがゲッケとパイトの作品かな。 監督ライトフットの上演構造がみえてくる。
観ていながら日本の振付家を考えてしまった。 例えば小野寺修二や井出茂太のことを。 ダンス材料、身体加速度と腕や手の等速度関係は似ているけどベクトルが正反対なの。 つまりNDTが悲劇を、日本の振付家たちは喜劇を演じる。 前者がグローバルで後者がローカルとも言い換えられる。 「世界で何が起こっているかを知る為にNDTをみる、そんなカンパニーにしたい」。 ・・監督の言葉に繋がっていく。
ところで日本人女性ダンサーが目に付いた。 2・3人は登場していたかしら? 日本ツアーの計らいが有るのかも。 それと切れ味の鋭い男性ダンサーが一人いたけど舞台を引き締めていた。
*劇場サイト、https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/detail/000131.html#000131