■ロミオとジュリエット

■原作:W.シェイクスピア,作曲:C.プロコフィエフ,監督:熊川哲也,出演:浅川紫織,宮尾俊太郎,Kバレエカンパニー
■恵比寿ガーデンシネマ,2019.1.5-(東京文化会館,2018.10.12収録)
■仮装パーティのような明るさと軽さの衣装が楽しいわね。 舞踏会も照明でキャバレーの雰囲気がでている。 タイトルを忘れそう!?
でもロミオとジュリエットの初めての出会いは再会のようで、逢引のバルコニーも日常の一コマにみえる。 二人は形式的に付き合っているの? ロミオとジュリエットがどんどん薄くなる感じだわ。 マキューシオ殺人場面の過剰演技、広場の群舞や小道具も二人にとって無関係な世界のよう。 薄さを助長している。
ジュリエットが眠薬を飲む場面からやっと落ち着いてきた。 二人の世界がみえてきたかな。 でも時すでに遅しね。 ドラマに切り込めなかった。 二人を濃くするために背景を取捨選択してもよいと思う。 この作品は本場ロイヤル・バレエを越えられるか!につきる。 Kバレエならできる!
*Kバレエカンパニー設立20周年記念
*映画comサイト、https://eiga.com/movie/90235/