■真夏の夜の夢  ■シンフォニック・ヴァリエーションズ  ■マルグリットとアルマン

■TOHOシネマズ六本木ヒルズ,2017.9.1-7(ROH,2017.6.7収録)
■真夏の夜の夢
■原作:W・シェイクスピア,振付:F・アシュトン,作曲:F・メンデルスゾーン,出演:高田茜,S・マックレー
■振付家フレデリック・アシュトン特集で3作品を上映。 身体全体で物語を紡ぎ出しす振付が素晴らしい。 腕や手首の一見ぎこちない動きが豊かさを伴って現れてくるの。 妖精たちも雑に感じるけど生き物として微妙にまとまっている。 ティターニア役高田茜も異界住人の雰囲気を持っていた。 シェイクスピアの国だけあって物語には強いわね。 ところで流れを中断して上半身だけをカットして映すのはダメ。 カメラマンの意見が入り過ぎてしまう。
■シンフォニック・ヴァリエーションズ
■振付:F・アシュトン,作曲:C・フランク,出演:M・ヌニュス,V・ムンタギロフ
■硬さのある作品でアシュトンの若さが感じられる。 表面の動きがよくみえるからダンサーたちも大変ね。
■マルグリットとアルマン
■振付:F・アシュトン,作曲:F・リスト,出演:Z・ヤノウスキー,R・ボッレ
■ゼナイダ・ヤノウスキーの引退記念公演。 彼女の全てが込められている舞台だわ。 長身美貌の彼女は高級娼婦としても言うことなし。 「古典よりコンテンポラリが好き」。 インタビュで彼女が言っていたけど「白鳥の湖」をみても分かる気がする。 身体から出てくるリズムがそれを求めているのね。 今回の特集でアシュトンとロイヤル・バレエが創り出す物語的厚さを再認識。
*英国ロイヤル・オペラ・ハウス2016シネマシーズン作品
*作品サイト、http://tohotowa.co.jp/roh/movie/the_dream.html
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