■アラジン

■振付:D・ヴィントレ,音楽:C・デイヴィス,指揮:P・マーフィ,出演:奥村康祐,米沢唯,NBJ,演奏:東京フィルハーモニ交響楽団
■新国立劇場・オペラパレス,2016.6.11-19
■一幕三場「財宝の洞窟」と二幕二場「宮廷」は見応えがあった。 そしてアラジンとプリンセスのパ・ド・ドゥはどれも素敵だったわ。 とくにリフトは最高よ。 手品をみているようだった。 二人の体格が似ていてシンクロしちゃったのね。
舞台修飾は華やかだけどダンスに影響を及ぼし過ぎている。 洞窟では床への斑照明が強くてキラキラ衣装のダンサーたちの動きをはっきり捕らえることができない。 つまり振付の流れが記憶できないの。 浴場や宮廷場面は全体が明るいのでそれほど気にならなかったけど・・。  二階席以上を考慮するなら全体が暗い時の床照明はシンプルがいいわね。
初めての作品だったけど感動は少ない。 主役二人の心の奥に迫れないストーリーと熊や龍など何でも有りが表面だけの舞台にしている。 子供たちは楽しいかもネ。
*NNTTバレエ2015シーズン作品
*劇場サイト、http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/aladdin/