■こうもり

■音楽:J・シュトラウス2世,指揮:A・フェラーリ,振付:R・プティ,出演:湯川麻美子,福岡雄大,八幡顕光
■新国立劇場・オペラパレス,2015.4.21-26
■パントマイム・バレエのようだわ。 そのような言葉があればだけど。 仕草などで心情が表現できるからいつものダンサーの違う面が見られる。 ストーリーはオペラと違うみたい。 美術も衣装も「こうもり」としては普通だけど、一幕はセクシーさが出ていてとてもよかったわ。 ウルリックの道化的動きは舞台を和ませていた。
二幕は仮面舞踏会に期待したけど残念ね。 夜から昼の世界になってしまった。 背景の木々や衣装も舞踏会に似合わない。 フォークダンスみたい。 これだけの落差を出したのは何か理由でもあるのかしら? でもフィナーレは一幕の続きに戻れて最高だった。
ところで湯川麻美子の引退公演なの。 彼女は意味を表現するのに長けているからこの作品も適役ね。 今日も素敵だったわ。
*NNTTバレエ2014シーズン作品
*劇場サイト、http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/komori/