■湖上の美人

■作:G・ロッシーニ,指揮:M・マリオッティ,演出:P・カラン,出演:J・ディドナード,J・D・フローレス,D・バルチェッローナ
■新宿ピカデリー,2015.4.11-17(MET,2015.3.14収録)
■歌唱量で圧倒される感じね。 アリア、二重唱や三重唱が程よく分散されていて作品にリズムがあった為かもしれない。 ディドナードとフローレスはいつものコンビだけど、バルチェッローナとオズボーンも素晴らしい歌唱だった。 ディドナードがオズボーンを意識しているのがみえて楽しかったわ。 指揮者も若くて活きがよかった。
舞台はとても暗い感じがするの。 原作者も演出家もスコットランド出身でしかも喜劇ではないからだとおもう。 三人がエレナを愛してしまうのも珍しい。 だから一人をズボン役にしたのかしら? それともコントラルトの位置づけかしら? 一幕は物語が非連続的に前進するけどもっと短くしてもいいかもよ。 ロッシーニを聞くと体重が軽くなるわね。
*METライブビューイング2014年作品
*作品サイト、http://www.shochiku.co.jp/met/program/s/2014-15/#program_09