■クロードと一緒に

■作:ルネ=ダニエル・デュボア,演出:古川貴義,出演:松田凌,唐橋充,山口大地,鈴木ハルニ
■シアタートラム,2015.4.17-23
■客席は若い女性でいっぱい。 殺人で自首した男娼イヴを刑事たちが事情聴取する話なの。
会話はモントリオールの通りの名前や時刻など固有名詞や数値を繋ぎ合わせて反復するからコンガラカルゥ! 取調べはいっこうに進まない。 イヴは何か隠しているからよ。 そして後半に入りイヴは被害者クロードとの愛を独白し始めるの。 「美しい、とろけるようだ、・・」。 ・・。 科白は甘い言葉が散りばめられているけど舞台はとても淡泊だわ。 そしてそのまま幕が下りてしまった。
大事な台詞を聞き洩らしたのかしら? 独白場面がクライマックスにはみえない。 判事や大臣の話は脇道よね。 刑事もイヴも演技は燃えていたから原作に原因があるのかしら? イヴはまだ何か隠している・・。
観客が身動ぎもせず緊張感を持って観ていたのが異様だった。 「・・の穴」のセリフが多かったからネ。
*作品サイト、https://www.zuu24.com/withclaude2015/index.html