■隣人ジミーの不在

作・演出:神里雄大、出演:岡崎藝術座
横浜赤レンガ倉庫一号館ホール、2013.2.17-18
不倫の子供では? ダンス批評や不倫関係図、鶏料理の場面は笑えますが、夫がなぜ妻への猜疑心を持つのかよくみえません。 途中休憩がありましたが、その後は休息前とは関係のない競馬や保険の話、そしてつまらない落語で幕が降りてしまいました。 「無駄な時間や事ばかりが起きるロードムービーならぬロードシアターを・・」とチラシに書いてありました。 しかし面白いロードムービーは時間や事が無駄として輝きます。 それは異空間の存在が前提です。 この舞台には異空間がみえません。 同空間の中で逃げられない人ばかりが登場します。 だから無駄が見窄らしくみえてしまうのです。 ロードシアターがあの輝きの無駄を持つのはまだ先のようですね。