■GREASE

■シアターχカイ,2013.1.5-6
□Before Beginning After The END
演出:平原慎太郎,舞団:OrganWorks
時々舞台で、平原が「あの日」を話します。 ダンサーは15名も登場します。 狭いくらいです。 動きが取れません。 その為ダンサー同士の意味関係が強くなります。 平野の若さが伝染したように、短いけれど力強さと速さのある振付で動きます。 照明に暗さがあるので重たい舞台ですね。 男女の会話は聞こえません。 日常生活を解放できないで群れている感じです。
平野は最初の「挨拶」でこの作品のため正月料理も食べていないと話していました。 食べて飲まないと解放できませんね。 これで暗い舞台になったのです。
□PECUERDO
演出:カルメン・ワーナ,出演:カルメン・ワーナ,アレハンドロ・モラタ,平原慎太郎,東海林靖志,薬師寺綾
5人のダンサーが登場します。 これもストーリーがあるようですがよくわかりません。 なにか継ぎ接ぎだらけです。 でも平野と東海林のソロが入っていたのでやっと元気がでました。
モラタはなんというか身体の先端に鈍さを感じさせます。 80歳のM・カニングハムが踊っているようですね。 薬師寺は腰が引けています。 もっと背筋を伸ばさないと。 そして長髪を結わないと。 ワーナはあまり踊らなかったのでよくわかりません。 今年最初の舞台でしたがまだエンジンがかかっていない状況にみえました。