■月に光るガラスの破片  ■愛憎渦中

*下記の□2作品を観る.
■タイニイアリス,2012.9.26-10.3
□月に光るガラスの破片
作・演出:伊立,出演:建木劇社
幕が開いてすぐに舞台上の日本語訳の表示が消えてしまった。 故障? 中国語のセリフでは理解できない。 現代劇は珍しいので何を喋っているのか知りたい。 残念!
音楽はタンゴやピアノが主で、役者はバレエのような動きも取り入れている。 ビナ・バウシュにヒントを得ているらしいがそのように見えない。 でも中国風から脱したい気持ちがでている。
役者たちが「日中友好」と書いた紙を持ってのカーテンコールだったがあまり気を使わないでもらいたい。 それよりもっと芝居を面白くしてくれ。
愛憎渦中
作・演出:ラディー,出演:劇団ING進行形
作品の一部だけを上演したような舞台である。 ストーリーがよくわからない。 娼婦と女主人とのやりとりも激しいだけで中身が無い。 ところで中央に位置していたコロスは目の動きが歌舞伎的で面白い。 身体の動きもシャープであった。
二本立ての上演だったがどちらも芝居を観た気がしない。 前者は翻訳機の故障、後者は中途半端な物語だったから。