■薔薇とダイヤモンド

■演出:小野寺邦彦,出演:架空畳
■座高円寺2,2011.9.7-8
■物語に拘っているチラシを見て劇場へ行く気になったの。 うーん、フランツは野田秀樹の若い頃に少しだけ似ている! そしてセリフはまるでmRNAのようだわ。 リボソーム=観客がこれを翻訳してタンパク質=物語が舞台に出現するのね。
科白が沢山押し寄せて来て観客側も翻訳開始の失敗が多かったはず。 物語が迫ってきて舞台に感動が訪れた場面も数箇所あった。 でも多くの場面ではmRNAの翻訳で終わってしまったのね。
何故なら役者の頭は科白で一杯のため身体が疎かになっていたからよ。 だから幕が降りた途端芝居の感動も消え去ってしまった。 いっそのことドラマリーディング形式でおこなったらどうかしら? まっ、ともかく中途半端な身体をちゃんとするのが優先ね。
*劇団サイト、http://kaku-jyo.com/works_13.html