■エリザベス・ラストスタンド-ベティと栄光の女王-

■作・演出・出演:ノーラ・レイ
■アルテリオ小劇場、2011.9.9-11
http://stage.corich.jp/img_stage/l/stage22690_1.png?1414279643
■初来日と聞いたけど、20年遅かったようね。 ベティにエリザベス女王が乗り移る時は歳の差が大きければ大きいほど舞台は盛り上がるはず。 でもノーラはベティやエリザベスと同じ歳になってしまっていた。
三者の歳差がなくてベティとエリザベスは打ち消し合ってしまった感じね。 道化のダイナミックなところが見えない。 でもイギリスのクラウンとして深みがでたのかもしれない。 日常の些細な事柄をユーモアに、チャームに、風刺を入れて演ずるとするならね。
帰ってきて早速シュカル・カプールの「エリザベス」のビデオを借りてきたのよ。 淡白な映画だったけど見終わって芝居の場面を反復して解釈し直したの。 芝居でも映画でも場内で配られた石井美樹子監修「エリザベス1世」履歴のチラシがとても役にたったわ。