■愛こそすべて、華麗なるフラメンコ・レヴュー

■振付:佐藤浩希,出演:鍵田真由美,アルテイソレラ
■世田谷パブリックシアタ,2011.9.3-4
■フラメンコを舞台で初めて見ましたが・・・
①木の床ではサバテアードの響きが日本的ですね。 やはり舞台に石または石に近いものを敷き詰めたほうが良いのでは。
②舞台が高すぎました。 低くして地面で踊る感じを出すべきでは。
③カンテのマイクが響きすぎます。 もっと肉声を聞かせるべきでは。
ところでカンテとトケは素晴らしかった。 特にカンタオールの動きにはまいりました。 帽子を取る時にもそれぞれの指が演技をしている。 親指・人差し指・中指・薬指・小指、それぞれが意識を超えた動です。 腰の振り・大腿・膝・すねの動きも完璧です。
これを見て評価基準が決まってしまいバイレの見劣りが少し目立ちました。 日本人の踊り子らしく忙しさから抜け出ていない。 そしてもっとスローな踊りもほしかった。
楽しめればそれでよいと言う意見もありますが、指の一本一本が緊張感輝く踊りを観たいものです。 カンタオーラが不機嫌な顔をずっとしていたのも以上のような不満を同じく持っていたように観客席から見えましたが如何か?
*劇場サイト、https://setagaya-pt.jp/theater_info/2011/09/post_239.html