■測量

■作・演出:横田修、出演:タテヨコ企画劇団
■笹塚ファクトリー、2010.12.1-12.5
http://tateyoko.com/next/sokuryo/index.html
■温泉旅館と言えば会社の慰安旅行だ。 そのためか旅館ロビーの舞台は親近感がある。 そこには測量器具らしきものが幾つかぶら下がっている。 タイトルも謎だ。
幕が開いてすぐ、俳優の話し方に日常世界から少しずれた聞こえ方を感じた。 リアルさが出ていない。 意識的な演出かと思って観ていたがどうもそうではないらしい。 これが日常のしゃべり方だと思って喋っているようだ。 会話の位置づけがしっかりしていないのだろう。
ストーリはありきたりな内容である。 個々の事件も付け足しに見える。 そしてこのままズルズルと終わってしまった。 謎も解けない。 どうもよくわからないが、ひどい芝居を観たということだけは確かなようだ。