■令嬢ジュリー

■原作:J・ストリンドベリ,演出:毬谷友子
■赤坂レッドシアタ,2010.11.27-12.2
■奥行きがありそうでないような、正面に階段と小さな窓があり先が見えない舞台構成。 芝居に似合っているわね。 ・・伯爵令嬢って何なのか観ていて考えてしまったの。
ジュリー役が毬谷友子だからよけいにそうだわ。 かわいいくて時には姉御のような令嬢で独特な声調の日本的な感じのジュリーを演ずる。 まさに彼女にぴったりね。 このため当時の社会情勢などを抜きにした閉じられた舞台のように見える。
逆にジャンは出世欲が言葉にでているのでぶれていない。 ジュリーの感情の流れは楽しめたけど感動は少なかったわ。 何かが足りない・・、それより何かが多過ぎるのよ、、きっとね。 友子、これからどうするの?
*劇場サイト、http://www.red-theater.net/article/13727451.html